「給食の食前の放射性物質検査についての要望書」提出

和光市の市長・教育長宛てに要望書を提出し、

懇談の場をもって頂きました。

 

こちら側の訴えは・・・

 ●現行の検査では、食後に1週間分がまとめて

  測定されているために、前もって放射能汚染

  された食品を回避できない。

 

 ●1週間分の献立を混ぜて測定すると

  放射性物質があったとしても薄まってしまい

  「不検出」となる可能性がある。

 

 ●すでに朝霞市や志木市など、近隣の自治体では

  食前の放射能測定がされている。なぜ和光市は

  対応しないのか??

 

 ●以上をふまえ、単品食材の事前放射能測定を

  してほしい。

 

 ●頻繁に汚染が確認されている食品はなるべく

  献立に入れない、もしくは産地に配慮して

  ほしい。

 

・・・といった内容でした。

 

【市の見解】

 

 〇現行の食後の検査に加え、食前も検査するとなると

  140万円ほどの人件費等がかかる。経費が捻出できない。

  市民の税金を使うことになるので、幅広く保護者の

  意見を聞きたい。

 

 〇これまでの食後検査は内部被ばく量を測るデータとして有用である。

 

 〇食後の検査は子どもたちが食べたすべてのものが検査できるが、

  食前検では数品目にしぼっての検査となるため合理的でない。

    →これについては、食後のミックス検査では検査精度が

     劣ること、また汚染食材には傾向があり、疑わしいものを

     測れる点では合理的であることを反論しました。

 

 〇どれだけの保護者が関心をもっているのか??

  現行の検査体制(食後の検査)について知らない人が

  多いのは驚きである。学校ホームページには産地も

  公表しているがアクセス数が少ない。

  再度、学校から周知の手紙を配り、意見があれば

  検査の在り方を考える。今のところ現行の検査体制で行う。

 

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以上が第一回懇談の概要です。

市としては、現行の検査体制を継続するとの見解で、

これを見直して頂くまでには至らず、

お互いの見解を共有する場となりました。