平成26年4月より3ヶ月間、和光市の小・中学校の
給食で使われる食材の放射能検査をいたしました。
検査結果は以下のとおりです。
■放射能検査仕様
測定器 | ヨウ化ナトリウムシンチレーション検査器 |
検査対象核種 | セシウム134 および セシウム137 |
放射性物質の規格基準値 | 一般食品:100ベクレル/Kg |
牛 乳:50ベクレル/Kg | |
検査対象 | 給食食材(1週間に1品) |
測定場所 | 和光市役所 市民活動推進課内 |
実務担当者 | 「原発を考える会WAN」・市民環境部職員 |
■放射性物質の測定結果
和光市では、10Bq/Kg以下を「不検出」としています。(「1Bq」とは??)
測定日 | 食材(献立名) | 食材使用学校 | 産地 | セシウム134 | セシウム137 | 結果 | ||
(Bq/Kg) | (Bq/Kg) | |||||||
放射能 濃度 |
下限値 |
放射能 濃度 |
下限値 | |||||
4月10日 | れんこん(五目すし) | 広沢小 | 茨城 | 5.73 | 3.34 | 1.03 | 3.65 | 不検出 |
4月16日 | 水菜(キャベツスープ) | 本町小 | 茨城 | 1.97 | 3.49 | - | 3.81 | 不検出 |
4月30日 | エリンギ(野菜スープ) | 第三小 | 長野 | 2.64 | 4.33 | - | 4.74 | 不検出 |
5月13日 | 牛乳 | 全小・中学校 | *1 | - | 3.46 | - | 3.77 | 不検出 |
5月22日 | 大豆水煮(チリコンカン) | 白子小・新倉小 | 新潟 | - | 3.25 | - | 3.55 | 不検出 |
第四小・第三中 | 愛知 | |||||||
5月27日 | スキムミルク(カレー) | 新倉小・第四小 | 東北 | 2.02 | 6.37 | - | 7.03 | 不検出 |
北原小・本町小 | 関東 | |||||||
6月3日 |
ぶなしめじ (クリームソース) |
北原小 | 長野 | - | 3.39 | - | 3.70 | 不検出 |
6月10日 | キャベツ(ポトフ) | 大和中 | 埼玉 | 2.05 | 4.32 | - | 4.73 | 不検出 |
6月17日 | チンゲン菜(野菜スープ) | 第五小 | 茨城 | 3.22 | 3.59 | - | 3.92 | 不検出 |
6月24日 | ニラ(ピり辛うどん) | 第二中 | 茨城 | 4.28 | 4.56 | - | 5.00 | 不検出 |
*1 牛乳産地:埼玉・群馬・山形・宮城・青森・岩手・北海道
*下限値…「十分な信頼性」を持って検出できる測定値の最小値を示す。
*検出とする判定条件…次の条件を全て満たす場合を検出とし、一つでも満たさない
場合は、「不検出」となる。
(放射能濃度:10Bq/Kg以上、統計誤差50%以下、検出下限値以上)
今回の検査では、10ベクレルを超える食材は使用されておりませんでした。
教育委員会や学校の栄養士の皆さん達が、食材の選択や産地に気を遣って頂いている
結果だと思います。今後とも、子どもたちの命を守るため、ご尽力いただきますようお願い致します。
なお、セシウム134・セシウム137が、それぞれ20ベクレル以上(合計40ベクレル以上)検出された場合に限り、給食からその食材を除去することになっています。(この数値では高いと思いますが。)
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