たかが1ベクレル、されど1ベクレル

【POINT】

●毎日10ベクレルを摂取した場合と、

 一度に1000ベクレルを摂取した場合を

 比較すると100日(約3ヶ月)かからず、

 セシウムの体内残存量は逆転する。

 

●1日に10ベクレルを摂取し続けると、

 200日で体内のセシウム137が

 1000ベクレルを超える。

 700日で体内のセシウム137の濃度が

 1400ベクレルを超す。

 

「図は、1000Bq もCs137を一時的に

摂取した場合と、毎日1Bq及び10Bqも

Cs137をそれぞれ1000日間にわたって

摂取した場合との全身放射能の変化を示す。

同じ総摂取量に対して、期間期末における

全身放射能は大きく異なっている。

これは、汚染食品を日常的に摂取する

場合との負荷が本質的に異なることを

示している」

ICRPPPubl.111 日本語版・日本アイソトープ協会暫定翻訳版

 

【参考】

セシウム137は体重1Kgあたり

10Bqくらいから、こどもの心臓の

筋肉細胞(心筋)の病気を

引き起こし、体重1Kgあたり

20~30Bqで不整脈が観察され、

体重1Kgあたり50Bqでは

生命にかかわる臓器が病気に

なる可能性を示唆する専門家もいる。