小出先生の講演会に行ってきました。

9月26日に朝霞市で行われた

元京都大学原子炉実験所助教
小出裕章 氏の講演会に行ってきました。

『母と子の放射能の話』
~未来のために今できること

 

元原子力の専門の小出先生。
優しい語り口調で、

基本からとても分かりやすく
お話をしてくださりました。


放射能に対する理解がより深まりました。

 

日本はこの4年半、
ずっと原子力緊急事態宣言を
出したままでいること。

→それでも、野田元首相は、
事故収束宣言をだし、
安倍総理は事故はアンダーコントロール
宣言をしてオリンピックを招致しました。

 

福島原発の事故が収束するのは、
いつになるのか、全くわからないこと

→日々7,000人の労働者が福島原発で
作業をしてくださっている。下請け、孫請け…
8次、9次、10次と搾取され、
外国人労働者の方々も多いそうです。

 

国が事故のことは、
もう過ぎ去ったこととして
放射線管理区域に指定しなければ
ならないくらいに汚染された場所に
人々を住まわしている。

・・・など、今の状況をお話して
くださっていました。

 

そんな中、小出氏が一番力を
入れておっしゃっていたことは、
とにかく、
「子どもたちだけは、
被爆から守らなければいけない。」
いうことです。

それには、やはり食べ物への
向き合い方を考えること。
子どもには汚染の低いものを
食べさせること。

 

学校給食だけは、徹底的に
汚染を調べる必要がある
おっしゃっていました。

 

事故前の日本の食べ物は
1Kgあたり約0.1ベクレルしか
汚染されていませんでしたが、
今では1kgあたり100ベクレルまではOK。

という基準を設定し
食品は流通されています。

 

以前の1000倍汚染されているものでも
知らないうちに口に入る
危険があります。

 

事故は起こってしまった、
現実に汚染もしてしまった。
悲しいけれど、この事実は変わりません。

 

私たちに出来ることは、
各地の放射能測定所(*)などを
利用して、気になる食材は
検査していくこと、またそれを
行政にも要請していくことだと思います。

 

また、先生はこれから
癌患者の方が増えてくるだろうと
おっしゃっていました。

 

先日からも、芸能人の方の
訃報のニュースなどもあり、
気になっている方も多いと思います。

 

チェルノブイリでも、
事故後、5年を過ぎたころから
病人が急増しました。

 

放射性物質との
つきあいは、今後何十年と
続いていきます。

後悔しないように、
出来るだけ
被爆しないように・・・
(レントゲンやCTなどの
検査をする時も必ずしないと
いけないものなのか確認するなど)
気をつけていくしかないと
思います。

 

今日は、お話を聞いて
また、より一層気をつけて、
子育てをしていかなければと
気が引き締まる思いでした。

主催してくださった、
「ひまわりの会」さん
ありがとうございました。

「みんなのデータサイト」等で

全国の市民放射能測定室(所)で

長期間にわたり積み上げられたデータを、

誰にでも分かりやすく手軽に検索表示できます。